ストレスの正体とは?もやもや解消に導く、抗ストレス知識
2019.05.15ハーブの基礎知識 , ストレスストレスとは?
外部からのさまざまな刺激で身体に生じる反応の事。適度なストレスを受ける事は、物事へのやりがいを感じることができたり、日々のポジティブな刺激になって◎。しかしながら、過剰なストレスを受けた場合は、体調不良へ繋がるなど、精神的な不調を引き起こしてしまうことも。いくつになってもストレスとの付き合い方って器用にできるものではないな・・・。
そこで今回お伝えするのが「ストレスの正体」。ストレスと冷静に向き合う事で少し楽になるはず。
ストレスの種類と原因
ストレスは主に、下記に分類することが可能。
身体的ストレス
外的ストレス
- 環境要因:天気、気温など
- 物理的要因:騒音
- 肉体的要因:怪我、病気
- 化学的要因:空気汚染
- 生物的要因:細菌や花粉
内的ストレス
- 栄養不足、睡眠不足、不規則な生活リズムや過労が引き起こすもの。
精神的ストレス
社会的ストレス
- 家族、恋人、上司や友人との人間関係
- 結婚や出産等の家庭関係の変化
- 進学の悩み等学校関係
- 残業、ノルマなど仕事関係
心理的ストレス
- 将来への不安や、離婚、死別等の体験
なんだかもやもや、イライラする・・・。そんな時は、「このストレスの正体は何?」と分析してみて。「環境が原因で、自分ではどうしようもない」と気づくことができれば、肩の力が抜けるだろうし、「自分自身が原因でこのストレスがあるようだ。自分次第で解決できる!」と気づいた場合は、前向きになる事が可能。まずはストレスの正体を冷静に見極めることが大切。
ストレスと戦う身体の調整機能、ホメオスタシスとは?
日々めまぐるしく変わる環境。私たちの身体の内側や外側の変化。毎日同じ日はないけれど、どんな環境の変化でも、身体の状態を一定に保つために、体内で調整する働きをしてくれているのがホメオスタシス。
ホメオスタシスのメカニズム
身体の中の3大システム「自律神経」「内分泌」「免疫」のバランスを取る働きを行っているのがホメオスタシス。この機能のおかげで、全身の機能を正常に保つ事が可能になっている。
三大システムとは?
- 自律神経系
呼吸、心拍、血圧、体温、発汗、排尿などに深く関っている。生命の維持に必要なさまざまな活動を調節している。
- 内分泌系
甲状腺、卵巣、精巣など、ホルモンによる身体の成長や代謝を促すことや、消化液の調整をするなど、健康に生きるための機能の調節を行っている。
- 免疫系
ウイルス、細菌、病原菌など、異物から身体を守り、健康を維持する働きのこと。人体に生まれつき備わっている防御システムで、①自律神経系と②内分泌系と密接な関係にある。
ストレス対策によいハーブティー
意欲減退を回復して元気になりたい人におすすめなのがシベリアニンジン。滋養強壮、抗ストレス、疲労回復などの効果があるので、身体的にも心理的にもストレスを感じているあなたに、内からも外からも改善に働きかけてくれる。
免疫力アップの作用もあるので、風邪を引きそうな時にも◎!
まとめ
生活の中でストレスを感じたら、まずは「このストレスの要因は何か?」を自分に聞いてみるのもいいかも。冷静に把握する事で、すっと心が落ち着くかもしれない。また、日頃私たちの体内を調整してくれているホメオスタシス機能の存在を知っていると、自分の身体への感謝も生まれるのでは。悩みの状況を理解して、自分の身体に感謝する。ストレス解消の第一歩はここからかもしれない。